さいたま新都心デッキ
IIDA国際照明デザイン賞受賞(北米照明学会)2001「さいたま新都心東側デッキ」
グッドデザイン賞2001「さいたま新都心公共デッキ/歩行者空間」
2001JCDデザイン賞 「さいたま新都心東側デッキ」
イメージコンセプト
人が歩行する最小限の光環境を提示した。
バリアフリーの床に対して
一度平らだと人は認識すると
ほとんど床面を見ることはない。
よって、床面照度を確保するのではなく
人が何処に向かうかのサイン的な光を
デッキ上に配置した。
このような公共のデッキは
日本中、ここさいたま新都心にしか
存在しない。
このプロジェクトはさいたま新都心の東側交通広場部のデッキにおける光環境の計画である。このデッキは西側に「けやき広場(設計:ピーター・ウォーカー)」から「さいたま新都心駅(設計:鈴木エドワード)」側の延長上に幅約20m、直線長さ約140mのスケールを持ち、「にぎわい軸」としての位置づけとして計画された。私たちは「にぎわい」なるキーワードを人の行為によって創り出すものとして計画を進めた。今までの都市計画、インフラ整備の在り方が景観形成という名の下にファニチャーなどに違和感を感じる事へのアンチテーゼでもある。デッキ上にはフラットなボードデッキを配し、両側にベンチと樹木を連続させウェットな部分を創り出した。ベンチ部にはさまざまなイベントに活用されることを望み、電源を各所に設けている。
照明計画は今までの照度基準から始める事ではなく、人が躓かないで歩ける事を最優先に計画された。ラインシェルター部は連続した照明を確保したが、その他のデッキ部はサインとしての光を約20m間隔で配置し、このデッキのデザイン上、照明器具自体は極力目立たなくするためにシェルター部は柱に合わせ、デッキ部は床埋込の手法を選択した。
シェルター部の照明はデッキ上の人のアクティビテー(防犯性の度合い)に合わせて調光されている。すなわち人が多い時(夕暮れ〜終電)は防犯性が高いと判断し人が歩けるという条件を満足するだけの最低限の照明とし、また人が少ない時(終電〜朝方)は防犯性高める為の照明を行うように計画されている。
私たちはインフラストラクチャーの整備の方向性として、それ自体が空間の中心となるのではなく、将来的に周りに建つであろう建物自体が街路空間を形成する根本となる為のベースを整備する事が今後必要であり、このようにして形成された街路はその場所特有の空間を得られる事と信じている。
コンセプトCG
ムービーによる紹介
光のオペレーション
呼吸する光
Breath
四角に発光するベンチ照明は呼吸するようにゆっくりとそしてランダムに点滅する。
またたく光
Wink
ボードデッキ上に配置されたバーコード的な床埋照明は5〜7分間隔でまたたく。
さいたま施設報告/照明学会(PDF)
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