全体設計、地上部のファニチャーデザインは角舘政英にて計画した。
2015年より地域住民、市と協議を行い、
シェルター、道路線形の修正、照明機器、植栽等、デザインを行った。
特に、駅前広場から見える、駅舎がより認識できるように
シェルターは極力シンプルにし、柱は広場側から置く側に配置し
広場全体が広く感じるようにした。
ロータリー内の植栽帯には人が座れる縁石を計画した。
照明計画は照明性能計画を採用し
歩道部の照明は終電後に全点灯し、最低限のJIS基準を確保し
省エネを実現した。
--------⇓「宵市(よいち)」-------------------------------------------
全国的にアーケード街をどのようにしていくか問題になっている。
ここ桐生市本町6丁目のアーケード街も老朽化が進み、
店舗の減少からの打開が求められている。
「宵市」と同時に、アーケード街の新たな照明環境の社会実験を行った。
今後、アーケード照明のリノベーションに合わせて
新たな環境を提示した。
--------⇓アーケード街照明改善-------------------------------------------
2018年に開催された「宵市」を含めた照明社会実験を基本に
アーケード街の照明改善が行われた。
店舗側とアーケードの柱に照明を設置し
街全体の「人の気配」を感じる新たな夜の景観となった。
人の散策者が多くなり、今後の活性化に向けて期待できる。