設計:山本理顕設計工場+CAt+みかんぐみ
メディア:新建築
IDA国際照明デザイン賞受賞
北京市の中心、天安門広場から東にkmほど離れたCBDと呼ばれる業務開発地区に計画された集合住宅群、低層商業施設、それらをとりまくランドスケープの照明計画である。
集合住宅といっても、現在の北京の経済成長を背景に、急激に増加しているベンチャー企業のオフィスとしての利用も想定し、できるだけ外に対して開いた自由なユニットの集合体である。
70万平米を超える敷地に最高高さ100m、幅27.3mの細長いシルエットのタワーが林立する。車両と歩行者の動線を地下1Fと地上1Fに分離し、地上面はサンクンガーデンを多く取り入れるなど、今までの北京には見られなかった新たなランドスケープとなっている。
照明計画においては、インテリアからランドスケープまでいくつかの極めて単純なルールによって構成することを心がけ、街としてのエネルギッシュで迫力ある風景を創り出した。